ミナモザ第13回公演 『国民の生活』



去年の9月以来のミナモザの公演。前回は正直言って消化不良な感じで残念だったけど、今回はなんとミナモザ初の2人芝居。前々から瀬戸山さんの作品って、どうも登場人物が多すぎて、観てて疲れることがあって、個人的には好きになれないことがあって、いつか少人数のお芝居をやって欲しいと思ってたけど、まさか2人芝居で来るとは。ただ、TamTamの中では2人芝居と言えば、メトロポリスプロジェクトで、メトロはかなりリスペクトしてるんで、どれだけの作品になってるかが楽しみ♪
今日から6日(月)までで、わざわざ誕生日の今日に行かなくてもいいだろうと思ったけど、今日は初日割引で800円安かったんで、安いに越したことはないかなと(^^
会場は前回と同じスペース雑遊。前回はステージが客席を2つに分けるような感じだったけど、今回はコの字型の客席でステージを囲む配置。19時15分に会場に入ったときには7割方埋まってて、どこに座ろうかと思ったけど、奥の方のステージ向かって右側の最前列が空いてたんで無事キープ。ステージ自体はシンプルだけど、横の方には瀬戸山さんの全家財がギッシリ並んでる(部屋の中のものを全て搬入して、家には布団しかない状態らしいww)。これがどう生かされるのかも楽しみ。
19時40分くらいになって暗転して開演。話の内容はネタバレになるんで書けないけど、個人的にはメトロを100点とすると、65点くらいかなと、厳しい採点。瀬戸山さんの作品って、伝えたいことが明確で、それを表現しようとしてるのがヒシヒシと感じられるんだけど、如何せん2人じゃ表現し切れてない感じ。なんだろ?2人芝居だとメトロのように感じちゃって、1本目の『おばけの市』だと、タクちゃんとカンちゃんでやった方がしっくりするんじゃないかなぁとか、2本目の『わたしの値段』だと、やっぱサキミちゃんで見たかったなとか、余計なことを考えちゃったのも悪かったんだと思う。にしても、短編の2人芝居で表現しようとするには、テーマ自体も重すぎたのかなぁ。あえて1本ずつ点数をつけると70点・90点・65点・50点って感じかなぁ。キャスト的には違和感もなく良かったんだけど、できれば4本の作品につながりが欲しかったんで、例えば3本目のケンタは1本目の高槻にするとか、4本目のリクは2本目のユミにしたりするともっと面白かったんじゃないかなぁ。
いずれにしても、ミナモザに新しい可能性を感じれたんで、次の作品をどう作っていくか楽しみだな。
CAST
1.おばけの市

  • 枚方:藤原慎祐
  • 高槻:西尾友樹

2.わたしの値段

  • ユミ:志水衿子
  • コウスケ:首藤健祐

3.この世にうたがあるかぎり

  • ケンタ:西山宏幸
  • ヨウコ:外山弥生

4.崖から飛び降りる

  • ヨウコ:外山弥生
  • リク:石田迪子