ミナモザ 第7回公演 『テーブルクロス』

約9カ月ぶりになるミナモザの第7回公演『テーブルクロス』。過去3回行って前回が良かったんでかなり期待できそう。
会場は下北のOFF・OFFシアター。地下鉄で行こうかチャリで行こうか迷うとこだけど、最近飲みすぎだし運動不足だし、頑張ってチャリで行くことに。だいたい20km弱って感じだったけど、道に迷うこともなく2時間くらいで到着。アバウトに靖国通り国道20号→中野通りってことしか調べなかったのに、良く迷わずに着けたな。方向音痴のTamTamにしては奇跡的(^_^;
開演1時間前に着いちゃったんで、朝食べてから何も食べてなかったんで腹ごしらえ。下北で男1人で入れそうな店がなかなか見つからなかったんだけど、ポポラマーマだったら1人で入れそう。リーズナブルだし良さげな感じ。50種類以上あって何を選ぼうか迷ったけど、結局無難にカルボナーラ@590円。大盛りにしても190円アップだったんで大盛り。さらに2時間のサイクリングの疲れを癒すためにグラスビールも。かなりもちもちした食感で美味しい。このパスタがこの値段で食べれるのはさすが下北だなぁ。銀座や日本橋だったら1000円近くはしそうだし。
そうこうしてるうちに時間が迫ってきたんで会場に移動。が、見つからない(^_^;;地図によればこの辺なんだけど…って迷ってたら、会場のまん前で迷ってた。意外とわかりにくいのか?
3階に移動して会場の横の階段の踊場でチケット購入。主催の瀬戸山美咲さん自ら売ってた。話し掛けようかと思ったけど、面が割れると好き勝手なことが書きにくくなるんで、そのままスルー(笑)会場は思ってたよりもちゃんとした席があるし、思ってたよりは広い。もっと狭くてこじんまりした感じかと思ってた。いつものように左最前列を狙ったもののあいにく先客が。しょうがないんで2列目に着席。ま、1列目は長椅子だけど、2列目以降はちゃんとした椅子なんで、これはこれでいいか。
定刻ちょい過ぎに場内が暗くなり開演。最初は川島早貴さんの独演。川島さんと言えば、どんな役をやってもメトロのアトムの役に見えちゃうんだけど、今回はちょっと違う雰囲気。いつもより大人っぽいのか?それでも実年齢よりはかなり下に見えてるんだろうけど。独演だと思ったら、他にも2人じーっとしてた。あまりに動かないんで人形かと思った(笑)そういや、今回の作品はセリフ言ってる人以外に舞台でじーっとひたすら待ってることが多かったな。あまり見かけない感じだけど、なかなか良かったです。最初は川島さん・木村さん・工藤さんの3人しか出てこない状態がかなり長かったんで、このまま3人で終わっちゃうのかって思い始めたところ暗転してサチコさんと衣川さん登場。暗転ごとにテーブルの小道具が入れ替わってたけど、テーブルと照明だけで見事にシーンごとの使い分けがされれて素晴らしかった。いつも不思議に思うけど、暗転中のセットの入れ替えってどうやってるんだろう?赤外線スコープとか使ってるんだろうか(^_^;;
前回の公演の時はサチコさんの独壇場って感じだったんで、今回もそうかなぁっと思ってたら、5人が5人とも主役っぽい。この辺はミナモザらしい作り。人数が多いとごちゃごちゃして理解するのに時間がかかっちゃうんだけど、今回はミナモザにしちゃ少人数の5人芝居ってのがうまく活きてた。前回のサチコさんの名演技が頭にあったんで、正直途中までは物足りなかった。残りの4人があまりにはまり役だったってのもあるけど。でも、やはりサチコさんにしかできない役だったなって終わりの方に気づいた。やっぱすごい役者さんだ。
あと印象に残ったのが衣川さん。本職はクラリネット奏者のはずなのに素晴らしい演技。役者じゃないって思ってたんで、もしかして演技じゃなくて素であんなに熱いのかなって。動きだけで笑いが取れるくらいだから、お笑いやっても面白そうだなぁ(笑)
今公演はセットよ良かったし、照明も良かったし、キャストも見事にハマってたし、台本も見事に考えられてて素晴らしかったし、完璧な公演だったけど、音響がすごく良かった。シーンごとの選曲がハマってたのもあるけど、前に観た映画のアメリのように小気味良く、心地良い気持ちにさせてもらえました。
心に残ったセリフ。『目に見えるものは信じる必要が無い。目に見えないものだからこそ信じる』誰かの格言なのかも知れないけど、考えさせられる深い言葉だなぁ。名言です。
ほんと今回の公演は素晴らしかった。これまでのミナモザの公演って演技とか芝居自体を楽しむというよりも、瀬戸山さんがどんな題材に目を付けたのかを楽しんでたところがあるんだけど、これだけいい公演をみせてもらえるんだったらみんな誘って観に来てみようかなって気になれたな。芝居ってかなりマニアックな世界なんでなかなか一般受けしにくいしんで誘いにくいんだけど、これだったらみんな楽しめるんじゃないかな。次回は来年の秋らしいんで楽しみに待つことにしよっと。
ちなみに、帰りの所要時間は1時間50分。かなり早かった(^‐^
さて・・・年賀状書くか(^_^;;