NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 1日目

先週は天国と地獄を味わった北田瑠衣たんの今日のペアリングは不動裕理と去年優勝を争った福嶋晃子。先週のINスタートとは待遇がえらい違うなぁ(笑)
みんなの期待に応えて(?)今日の瑠衣たんは絶好調。みんなスコアを伸ばす中、前半のOUTこそ2バーディー・ノーボギーの34だったものの、後半のINで大爆発。6バーディー・ノーボギーの30という驚異的なスコアで今シーズン初のトップタイに。さすがディフェンディングチャンピオン!この調子で初優勝と行きたいところ。
同じトップタイには注目の招待選手のポーラクリーマーとウェイユンジェ。藍ちゃんは3打差の4位タイで不動さんも4打差の8位タイと役者が揃ったな。

スポーツニッポン
≪北田連覇へ8バーディー首位タイ!≫
 昨年優勝の北田が自己ベストタイで、コースレコードタイにもなる64をマークしてトップに並んだ。ピンまで10メートル以上のカラーから計3度決めるなど持ち味のパターが好調。上がり3ホール連続を含め計8バーディーを奪った。「長いパットが入って気持ちが楽になった。集中していて、気がついたら、こんなにバーディーが取れていた。ノーボギーは今季初めてなのでうれしい」と素直に喜んだ。
 今季は17試合中10試合が予選落ちで賞金ランク85位と低迷が続いている。前週のクリスタルガイザー・レディースでも初日2位で、復調のきっかけをつかんだと思ったとたん、2日目以降は崩れて55位。6月から師事している増田哲仁コーチに入念にスイングチェックをしてもらって今大会に臨んだ。
 まだ初日。正直に不安を認める。「結果を見ればバーディーを取れているけど、まだまだ不安はある。うまくいかない時は自然と力んでいたから、あすも気負わずに頑張りたい」と、連覇は意識せずにマイペースで戦うことを自分に言い聞かせていた。

【スポーツ報知】
≪クリーマー&瑠衣が美と技で競演≫
 日米の美女が“競演”だ。日本初参戦となった米国アイドルゴルファーのポーラ・クリーマー(19)と、前年覇者の北田瑠衣(23)が、それぞれ8バーディー、ボギーなしの64で回り、ウェイ・ユンジェ(台湾)とともに首位で並んだ。才色兼備の2人は、第2日(13日)に最終組で直接対決。強さと美しさを争う。2か月ぶりに日本ツアーに復帰した宮里藍サントリー)は5アンダーで3打差5位の好スタート。横峯さくら(サニーヘルス)はイーブンパー51位と出遅れた。
 お色気ムンムン、やる気マンマンだ。クリーマーがミニスカートを気にすることなく腰を下ろして、ライン読みに集中する。17番パー3。7アイアンでピン右手前2メートルにつけると、微妙な距離のパットをカップ真ん中に沈めた。8つ目のバーディーだ。「もっと伸ばせた」64の好スコアにも19歳は満足しなかった。
 米女子ツアーで新人ながら賞金ランク2位。しかも、モデル並みのルックスを持つ。今大会の推定出場料は10万ドル(約1100万円)。優勝賞金とほぼ同額だ。過去、高額な出場料によって日本ツアーに参戦した世界的有名プロの中には、まるで観光目的でやって来た怠慢な選手もいたが、初来日のクリーマーは違った。「私のことをすごく応援してくれてうれしかったわ」初日から実力発揮で、すぐさま日本のファンを魅了した。
 米国のアイドルと、強さ、美しさで渡り合ったのが23歳の北田だ。2番で12メートル、13番で10メートル、17番も10メートル、それぞれカラーからパターでねじ込み、バーディー奪取。ギャラリーを沸かせた。「ロングパットが3つも入ると楽ですね」自身最高の64をマークした博多美人が、笑顔を輝かせた。
 ことし2月の女子W杯では宮里藍とコンビを組み、日本を優勝に導いた。しかし、北田は1メートルのパットを再三ミスして、絶好調だった藍の足を引っ張った。W杯が原因で、帰国後にスランプに陥った。昨年賞金ランク3位の北田は、現時点で85位と低迷している。
 華麗な外見とは対照的に、実は泥くさい努力家だ。前日(11日)、日が暮れるまで練習グリーンでボールを転がし続けた。「4月ごろは1メートルのパットで外すイメージばかり先行していたけど、今は打つべきラインだけに集中できている」得意のパットが復調気配の北田は、力強く話した。
 日本女子ツアーの最多アンダー記録は、03年ミズノクラシックでアニカ・ソレンスタムスウェーデン)がつくった24アンダー。記録ペースの8アンダーで第1日を終えたクリーマー、北田、そして、ウェイが第2日に最終組で回る。日本新記録に色気を見せるクリーマーに対し、前年覇者の北田も「コースと相性がいいのでいいゴルフがしたい」と復活Vに意欲。避暑地、軽井沢が熱くなってきた。